002「破片がどこに飛んでくるかも」2017年、北朝鮮はミサイル発射実験や核実験の頻度を高め、8月9日には「グアム島周辺に向けて4発のICBMを発射することを検討している」と表明した。トランプ米大統領はTwitter上で北朝鮮に反発するが、北朝鮮は翌10日、「ミサイル4発が同時に発射され、日本の島根、広島、高知の上空を通過しながら、グアム周辺30~40kmに着弾する」と、具体的な計画を示した。同日午前中の衆院安全保障委員会では「PAC3の空白地域があることは問題ではありませんか」という質問が出て、国会はにわかに緊迫した。PAC3 (Patriot Advanced Capability3}は迎撃用の地対空誘導弾パトリオットミサイルで、射程は20㎞ほど。日本の防衛システムにおける最終手段である。 この日のTBS系「ひるおび!」で、元防衛省自衛隊情報分析官の西村金一が「PAC3は移動型のため、北朝鮮のミサイルが飛行するであろう地域に持っていき、仮にミサイルが日本に飛んでくることになれば、迎撃することができるだろう」と解説した。 すると作家の室井佑月が「でも迎撃ってしたらいいものじゃなくて」「下に地面がある場合って、破片がどこに飛んでくるかも分からないですよね」「日本の国土の近くでやったら破片が飛んできて、迎撃も危ないってことですよね」と発言した。 西村は「命中したら、破片は必ず落ちてきます」「対馬海峡のところにイージス艦を置いて、SM3(艦船発射型弾道弾迎撃ミサイル)で打ち落とすというのが一番いい」「そこでも日本に破片が落ちてくる可能性はあります」と解説した。 …直に着弾するより、破片の方が余程、ましだろうに。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|